祝儀袋の寿と御祝


「祝儀袋の夫婦連名の書き方がわからない・・・」


先日、友達から相談を受けました。


結婚式の受付で、数百枚は祝儀袋を見たことのある独女みるこです(笑)



祝儀袋は、夫婦連名の表書き中袋お金の入れ方祝儀袋の包み方と盛りだくさんです。そのわりに使用頻度が少ないので、すぐに忘れてしまうんですよね・・・。



わたしも今後に備えて詳しく調べましたので、夫婦連名の書き方から包み方まで、画像付きでお話していきます。

祝儀袋の夫婦連名の書き方はコレ!1つ1つ詳しく解説!

祝儀袋の寿と御祝2


祝儀袋にはたくさんの種類がありますが、書き方は同じです。それでは以下5つを、1つ1つ詳しくお話していきます。


  1. 字はなにで書くか
  2. 夫婦連名の書き方(表書き)
  3. 夫婦連名の書き方(中袋)
  4. お金の入れ方
  5. 祝儀袋の包み方

それでは、字はなにで書くのかを見ていきましょう。

1.字はなにで書くか

祝儀袋に書くための筆ペンと他のペンとの比較


祝儀袋は、毛筆、もしくは筆ペンで、濃くはっきりと書きます。


万年筆やボールペンでは失礼とされているのです・・・。


また、不祝儀袋は薄墨で書くので(涙でにじんだ気持ちを伝えるため)、筆を購入する際は気を付けた方が良いと思います。


書きなれていないとなかなか難しいのですが、下手でも大丈夫です。丁寧に書けば気持ちは伝わるものですよ^^



ただ、なんらかのご事情でどうしても記入が難しいようであれば、amazonなどで祝儀袋購入時に代筆無料というものもあります。

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それでは次に、夫婦連名の書き方(表書き)について見ていきましょう。

2.夫婦連名の書き方(表書き)

祝儀袋の水引と夫婦連名の表書き

水引より下に 送り主の氏名を楷書で書きます。


中央に夫の名前をフルネームで書き、左横に妻の名前です。この夫婦連名の書き方が一般的です。夫を立てている書き方です。


最近では、以下の夫婦連名の書き方でも良いそうです。

夫婦連名の表書きのバージョン


ただし、ご年配の方には受け入れがたいかもしれないので、どうしてもというご事情がなければ、夫をたてた書き方の方が良いかと思います・・・。



それでは次に、夫婦連名の書き方(中袋)について見ていきましょう。

夫婦連名の書き方(中袋)

中袋とは、お金を入れる封筒です。中袋に入れた後に、祝儀袋に入れます。


ただ、祝儀袋を買ったときに、ついている時とついていない時があるのです・・・。これが非常に厄介です。


わたしは何度か中袋の入っていない祝儀袋を買ってしまい、別に中袋を用意するという事態になったことがあります。


買う時に表示をよく見ると、『中袋付』という記載があります。

中袋付と記載がある

このような感じですね。


もし中袋のついてない祝儀袋の場合は、半紙白い封筒コピー用紙などで代用します。直にお金を入れるのは、よほど簡易なお祝い以外では、やめたほうが良いです・・・。


それでは中袋(表)の書き方です。

祝儀袋の中袋(表)


』もしくは『』で書きます。


円のあとに『也』をつけたくなるかもしれませんが、『也』はつけません。(私の手元のマナーの本にはっきり書いてあるので大丈夫です(笑))


金額は、大字(=単純な漢数字の代わりに用いる漢字)で書きます。これがなかなか難しいんですよね・・・。


よく使われるものだけ抜粋しておきます。

1=
2=
3=
5=、もしくは
10=

書き損じないように、注意が必要ですね。



それでは次に、中袋(裏)の書き方です。

祝儀袋の中袋(裏)


郵便番号住所氏名を書きます。


祝儀袋を受け取った側が、祝儀袋から出したときにわからなくならないように、こちらにもはっきりと明記します。


また場合によっては、お礼状などを出すこともあるので、郵便番号も書いてあると助かるのです。


もともとの中袋に住所を記入する欄があるのであれば、そちらに記載して大丈夫です。



それでは次に、お金の入れ方について見ていきましょう。

お金の入れ方

祝儀袋へのお金の入れ方


新札を用意し、お札の向きを揃えます。そして、肖像部分が上、表側にお札の表がくるように入れます。


お札の入れ忘れだけはあってはならないので、細心の注意を払いましょう。


それでは次に、ご祝儀袋の包み方についてです。

ご祝儀袋の包み方

祝儀袋の包み方

買ったときには、上記になっているのですが、他に気を取られることが多くて、忘れてしまいますよね。


ちなみに逆にしてしまうと不祝儀になってしまうので、ここも間違えないように気を配る必要があります。


そして水引を元に戻します。向きを間違えないように最後まで気を抜かずに行きましょう!

祝儀袋の完成版


完成です!お疲れ様でした!



それでは最後にあとがきです。

あとがき

祝儀袋の夫婦連名の書き方は、いかがでしたか?細かい部分も多くて、大変だったのではないかと思います。


なにより大切なのはこちらです。

「お金を絶対に入れ忘れない」


お金を入れ忘れては元も子もないので、整理されたところで、焦らず落ち着いて取り組みましょう。



わたしの手元には、3冊のマナーの本があります。マナーは、地域や年代により少し異なることがあるのですが、基本的な心遣いは変わりません。


マナーとは、相手を思いやる心を行動でしめしたものなのです。


ぜひ心を込めた祝儀袋を用意して、素敵なお祝いにしてください。


わたしはいつか、祝儀袋をもらう側になりたいです(笑)