肌断食で化粧品をやめる手順をどうするのか。これは思った以上に大切でした。
どうも。肌断食を始めて早3年の、みるこです。
わたしは元々、肌色のムラや毛穴が気になっていました。そしてアラフォーになったら今度はシワやたるみまで・・・。
コンプレックスが増すにつれ、化粧品の値段もどんどん上がっていきました。そんな時、ふと気づいてしまったのです。
「高い化粧品使っているわりに、何一つ改善されていない」
それから肌断食を始めて3年が経ち、肌ムラや角栓などすっかり落ち着いたように思います。
ですが、始めたばかりのころは、数々の落とし穴に見事なまでにハマり、かなり苦しんだ経験も・・・。
後ほどお話しますので、わたし同じ目に遭わないように、くれぐれもお気を付けください。
それでは肌断食で化粧品をやめる手順についてお話していきます。
肌断食で化粧品をやめる手順はコレ。あせりは禁物。
「早くお肌をキレイにしたい」
この気持ちは、痛いほどわかります。ですが、あせりは禁物です。「急がば回れ」なんて言葉もありますしね・・・。
まず初めに、『もともと化粧品をあまり使っていなかった』場合は、一度に化粧品をやめても良いです。
私の母はこのタイプで、なんの問題もなく、すんなり肌断食が成功しました。
そして、『化粧品をがっつり使ってきた』という場合は、私の仲間です。私のように大変な目に遭わないように、慎重に進めていった方が良いと思います。
それでは、化粧品をやめる手順を詳しく見ていきましょう。
化粧品をやめる手順
肌に負担が大きいものから順番に、1週間~1か月ぐらいずつかけてやめていきます。
①リッキドファンデ、クレンジングをやめる
ノーメイクがキツイ場合は、パウダーやミネラルファンデなど、水で落ちる物を使用します。ただし、できるだけ使わないようにすることも大切です。
(1週間~1か月)
②乳液、クリーム類をやめる
つっぱり具合を見た方が良いです。30分~1時間くらいで治まらないようであれば、かなりの乾燥状態です。特に、赤くなったり、かゆくなったりしたら、危険信号です。
使用する量や回数を調節して、様子をみたほうが良いと思います。
(1週間~1か月 ※ここは危険だと思うので、あなたのお肌と要相談です。)
③日焼け止めをやめる
紫外線が気になる場合は、日傘や帽子でなんとかしのぎます。
(1週間~1か月)
④化粧水をやめる
最後の難関です。最後の水分です。ここも量を減らしたり、少し様子見を長くした方が良いです。
(1週間~1か月 ※あなたのお肌と要相談です)
さて、肌断食で化粧品をやめる手順はいかがでしたか?
長年たくさんの化粧品を使い続けていると、肌の健康を守る常在菌が減少しています。その状態で急に化粧品をやめてしまうと、どうなるのでしょうか。
真菌(マラセチア菌など)が異常繁殖して、脂漏性皮膚炎などになってしまうことがあるのです。
なんとも恐ろしい。
なので、常在菌のバランスを戻しつつ進めた方が安全です。
それでも早く肌断食を進めたいと思うあなたは、次の私の体験を見てください。絶対に同じ目に遭いたくないと思うはずです。
私のようになってはいかん。こうなったらすぐに皮膚科へgo‼
運命の出会い
私が肌断食を始めたのは、3年以上前の春のことです。
数々の化粧品を使ったものの、どの化粧品も私が求めているような効果を得られることはありませんでした。
そして本屋でなにげに手に取った肌断食の本。
「いやいや。化粧品が肌に悪いなら、売ってるわけないし。」と少々毒づきました。
ですがアラフォーになり、いよいよ肌も限界。しかたなく最後の頼みの綱で肌断食を始めました。
そして、肌断食で化粧品をやめるまでの期間は、なんとたったの1週間!
段階的に化粧品をやめた方が安全だと分かっていました。ですが・・・
「私はきっと大丈夫」
根拠なき自信があったのです。
もしかしたら、「早くキレイなお肌になりたい」と焦っていたのかもしれません。
そして1か月経過
とにかく常につっぱっている感じがあり、干物化してる感覚でした。ところが、鏡を見ると驚くべきことに『大して変わっていない』のです。
「あれ。肌断食するとキレイになるんじゃないの?」
そう思われるかもしれませんが、1か月で効果を感じるのは難しいのです。
それよりも、肌をキレイにするために化粧品をつけてきたのに、やめても大して変わらない・・・。だったら化粧品に掛けたお金と手間はなんだったのでしょうか。
2か月経過
心なしか肌色のムラが統一されてきた気がしました。でも相変わらず乾燥がひどく、また少しカユイ時がありました。
6か月経過(最初の秋到来)
肌ムラは統一され、角栓がなくなりました!ですが毛穴はまだまだ気になります・・・。でも化粧品を使っていたころには得られなかった改善の兆しがあるだけでも、とても大きなことです。
「このままいけそう!」そう思いました。ですが「心なしか頬骨のあたりがカユイような・・・」
次の日。「今日もカユイ。乾燥だな。ワセリンは使ってよいから、ワセリンを塗っておこう。」
また次の日。「は、肌が全体的にカユイっっっ」
まさか。
マサカ ?
「いやいや。そんなはずない。ぼちぼち半年経つし。」と、ワセリンを更に多めにつけておきました。
次の日も、その次の日も・・・。そして・・・
「カユイカユイカユイカユイカユイカユイカユイ・・・」
そう、まんまと「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」になったのです。
そしてこのカユミといったらもう、顔の皮一枚はぎたいほどです。決して大げさではなく、夜に眠ることもできません。
耐えられないので何か良い方法がないか、ネットで調べまくりました(バカ)
なぜかホホバオイル
ホホバオイルで脂漏性皮膚炎を治した話を発見しました。
そして眠れぬまま夜が明け、私は『生活の木(ハーブやアロマの専門店)』に向かっていました。
カユミのあまり、思考が停止していたのでしょうか。なぜ皮膚科に行かないのでしょう。
もしかしたら、「肌断食中だから、塗り薬より自然なオイルの方がマシ」と思ったのかもしれません。
そして家に帰るや否や、狂ったように瓶を空け、洗顔した顔につけました。そして・・・
「★〇@@!!!!」
カユすぎて、気絶するかとい思ました。塗りたてだからと思いこむことで数時間過ごしましたが、一向におさまる気配がありません。
そして夜・・・。昨日に引き続きほぼ徹夜。眠れるようなカユミではないのです。
そしていよいよ皮膚科へ
近所の皮膚科へいき、もらった薬を塗りましたが、まったく効きません。そういえばお医者さん、何も病名言ってなかったな・・・。私が伝えるべきだったのかもしれません。
仕方がないので、さらに違う皮膚科に行きました。今度は女医さんで肌断食も知っていたためか「脂漏性皮膚炎ですね~」とあっさり言われました。
徹夜にはほどよい、あっさり加減です。
薬を塗ったその日には、眠れる程度までカユミを抑えてくれました。そして約一週間で、ほぼほぼ治りました。(が、そのあと何度かぶりかえしています)
化粧品をやめる手順はもちろん、洗顔の少しの手抜き、乾燥の季節などが重なったためかと思われます。
本当に辛いので、くれぐれも無理をしないでください。そして『常在菌のバランス』を整えつつ、肌断食を進めましょう。
それでは最後にまとめておきます。
まとめ
- リッキドファンデ、クレンジングをやめる
- 乳液、クリーム類をやめる
- 日焼け止めをやめる
- 化粧水をやめる
肌断食で化粧品をやめる手順はいかがでしたか?
「常在菌のバランスを戻しつつ進めた方が安全」
これだけは声を大にしてお伝えしたいです。
私の母のように、ぱっとやめても何の問題もなく成功し、美肌を手に入れられるかもしれません。
ですが、私のように何度も皮膚科に行くはめになるかもしれません。そうなってからでは遅いのです。何度もぶり返す可能性があります。
その後、私はどうしたかといいますと、やむを得ず、夜だけ肌断食に変えました。
つまり、2年間『全断食』をしたあと『夜だけ肌断食』に切り替え、あわせて3年ちょっとが経ちました。
あんな目に遭ってまで肌断食をあきらめなかったのは、やはり肌ムラがなくなったことと、角栓がなくなったことが大きいです(もともと肌が弱く赤くなりがちで、なにを使っても改善されなかったのです)。
夜だけ肌断食に切り替えてからは、病気はぶり返さず、非常に順調に進んでいます。
それでは、肌断食で化粧品をやめる手順には、くれぐれもお気を付けください。そして良き肌断食ライフを送ってください ♪